日本の医療と未来について書いています

医療崩壊は絵空事ではない

投稿日時:2017-08-18 10:48:05

日本は国民皆保険制度により誰でも安価に病院を受診できる優れた制度を持っていますが、様々な問題を抱えています。

医療費の増大は深刻であり、さらに医療設備や医薬品の認可に時間がかかり、費用も膨大にかかるために、なかなか最先端の医療が入ってきません。そして認可の降りていない、効果に疑問がある代替医療が蔓延し、正しい医療を受けられないといった問題があります。

また、患者側も、気軽に医療機関を受診できるからこそ、明らかに必要がない症状で夜間の救急窓口を利用したり、救急車の出動を要請するなどの「コンビニ受診」が大きな問題となっています。ただでさえ医師や看護師が不足している中、夜間は緊急を要する患者以外に対応できる人員以外は確保していないために、本来治療を受けるべき患者がしかるべき治療を受けられないといった状況が発生しています。

また、医療過誤をマスコミがセンセーショナルにとりあげたことで、医療機関と患者の間の信頼関係が低下し、医療機関側もリスク回避のために特定の診療や治療を忌避する傾向がでてきています。特に産婦人科にはこういった問題が多く、産婦人科は減少傾向にあるそうです。

様々な医療における問題は、一朝一夕で解決できることではありませんが、このまま放置していけばいずれは医療崩壊につながります。周防急な対策を講じる必要があるでしょう。

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